花撮影で色が濃すぎる原因は?【ビビッドモード】で起きる現象と対策
ビビッドモードで花を撮影したとき、こんな状態になったことありませんか?
・色が濃すぎて、不自然な色になった
・赤い薔薇を撮ったら、色を塗りつぶしたみたいになった
・花びらの境界線が見えなくなって全部くっついて見える
一方で、青空や街並みを撮影するときは自然な色になることが多いのに、
花だけ不自然になるのは不思議ですよね。
実はカメラの仕組みと花の鮮やかさがぶつかってしまうことに理由があります。
この記事では、
・なぜビビッドで花の色がつぶれてしまうのか(色飽和の仕組み)
・色飽和を防ぎつつ、ビビッドの良さを活かす設定
をわかりやすく紹介します。
Contents
色がつぶれる原因は「色飽和」
色飽和とは?
花の色が鮮やかすぎて、カメラのセンサーが色情報を正しく記録できなくなり、色の再現性が難しくなること。
その結果、色のグラデーションを作れなくなり、ベタっとした塗りつぶしのような写真になってしまう現象のことです。
なぜビビッドモードで色飽和が起きやすいのか
彩度が高く設定されている
カメラのビビッドモードは、色鮮やかに見せることができるモードで
「彩度(色の鮮やかさ)」が高く設定されています。
コントラストが高い
さらに、「コントラスト(明暗差)」も強めに設定されているため、
くっきりとした派手な写真に仕上がるようになっています。
花の色
一方で、花の色はもともと非常に彩度が高い原色に近い色が多いのが特徴です。
彩度が高い色は光を強く反射して明るく写りやすい特徴があります。
特に赤・黄・青の花はカメラのセンサーが苦手とする色域に近く
ただでさえ飽和しやすい色です。
つまり、
花の色(高彩度)
×
ビビッドモード(高彩度×高コントラスト)
=
色がつぶれる(色飽和)
という状態が起きてしまうわけです。
ビビッドで撮ると飽和しやすい花の色
赤い花
最も飽和しやすい色が赤です。
・バラ、彼岸花、ツツジなど
※以下は撮影で色飽和が起きた写真です
- バラ
- 設定変更前のツツジ
黄色い花
・ひまわり、菜の花など
ビビッドで色飽和を防ぐための実践的な設定
彩度を-1・-2下げる
鮮やかさを抑え、カメラのセンサーが色情報を正しく読み取れる状態にすることでグラデーションが残りやすくなります。
コントラストを下げる
コントラストが高いと明るい部分が強調され、色が飛んでしまいます。
コントラストを下げると、花びらの境界線が見えやすくなります。
露出を少し抑える
飽和は「明るすぎる」状態で起きるため、露出を少し抑えるとハイライトが落ち着きます。
↪︎結果として、色飽和が起きにくくなります。
- 設定変更前のツツジ
- 設定変更後のツツジ
まとめ
ビビッドで花の色が不自然になるのは自然なことです。
色飽和が起きやすいので、起きにくくする状態を作ることで改善することができます。
・彩度を下げる
・コントラストを下げる
・露出を抑える
ぜひ自分が好きな色味で花の撮影をしてみてください!




