写真の色が違うな?と感じることってありませんか?

この記事では

・写真の色味が変わる原因
・ホワイトバランスの仕組み
・ホワイトバランスの使い方

最後まで読むと、撮影する場所や光の色に合わせてホワイトバランスを調整し、見たままの色や自分好みの色味で写真を撮れるようになります。

同じ被写体でもなぜそれぞれの写真の色が違うのか

光の種類によって写真の色味が変わる

私はカフェに行くと、アイスティーとチーズケーキを頼むことが多くて、写真にもよく撮ります。
でも、あとから写真を見返してみると、
「あれ?アイスティーがなんか黄色っぽい?」
「白いチーズケーキが実物よりも暖かい色に見える…」
と思うことがあります。
撮っているのは同じようなチーズケーキなのに、実際に見たときの色と写真の色が違う。

実は、写真の色味が変わる原因の一つが、撮影する場所の光です。
私たちが普段あまり意識していないだけで、光にはそれぞれ色があります。

例えば、

晴れた日の太陽光 比較的白っぽい
電球の光 オレンジ色
LEDの光 白〜青っぽい色

その光が被写体に当たって、その光をカメラが捉えることで、写真全体の色味も変わります。

実物と色味が違うのはなぜか

では、なぜ私たちの目で見たときにはそこまで色の違いを感じないのに、写真では「実物と色が違う」と感じるのでしょうか。

人の目とカメラでは色の捉え方が違う

例えば、電球の下にある白いお皿を見たとしましょう。
電球の光はオレンジ色で、お皿にはオレンジ色の光が当たっている状態です。
このような状態でも、私たちはお皿をオレンジ色とは考えず、「白いお皿」として見ることができますよね。

これは、私たちの目と脳は周りの光に影響されず、モノとしての色を認識してるためです。
*もちろん、あまりに強い色の光や、光そのものが強いと影響は受けます。

一方カメラは、その場の光の色の影響をそのまま受けます。そのため、同じ白いお皿を撮影しても、電球の下では黄色・オレンジ色っぽく写ることがあります。

実物を見たときと写真を見たときで色味が違って感じられるのは、人の目とカメラで色の捉え方が違うことも理由の一つです。

見たままの色で撮るにはどうしたらいいのか

では、実物に近い色で写真を撮るにはどうしたらいいのでしょうか。

悩む人
悩む人
理屈はわかったけど、結局どうしたらいいの?

光の色の影響を受けるなら、その影響をカメラ側で調整すればいいのです。

そこで使うのが「ホワイトバランス」です。

ホワイトバランスとは

ホワイトバランスは、撮影する場所の光の色に合わせて、写真の色味を調整するための設定です。

前の章で少し触れたように、光にはそれぞれ色があり、その色は「色温度」という数値で表すことができます。

悩む人
悩む人
色温度ってなに?
しゅん
しゅん
色温度は、光が持っている色味を数値で表したものです。「K」という単位を使って、数値で光の色がどんな色っぽいのかを表します。数値が低いほど赤っぽく、高いほど青っぽいと定義されています。
色温度
しゅん
しゅん
例えば、朝や夕方の光は暖かみのあるオレンジ色に見え、電球の光はそれよりも少し黄色っぽく見える。このような数値で光の色を表します。

長い説明になりましたが、ホワイトバランスは色温度と呼ばれる光の色によって写真の色味が変わるのを調整するための設定のことです。

では、ホワイトバランスは実際にどのように色を補正しているのでしょうか。

ホワイトバランスの役割

ホワイトバランスの役割は、光の色とは反対の色を加えて、打ち消す という補正をする設定です。

ホワイトバランスの役割
悩む人
悩む人
それってどういうこと?

わかりやすく例を出して解説します。

電球の光の場合💡
①光そのもの
🟠オレンジ色の光

②その光が被写体に当たる
⚪️白いお皿
+ 🟠オレンジ色の光

③そのまま撮影
🟠写真もオレンジ色っぽくなる

④ホワイトバランスで反対の色を加える
🟠 + 🔵
オレンジを青で打ち消す

⑤色味を補正
⚪️白に近づく

反対に、青みの強い光の下では、暖色を加えて青みを打ち消します。

ホワイトバランスは白いものだけの色を調整する設定ではありません!
撮影している場所の光によって、写真全体についた色味を補正する設定です。

では、カメラにはどんなホワイトバランスが用意されているのでしょうか。

ホワイトバランスは7種類

ホワイトバランスは主に7種類あります。

  • オート
  • 電球
  • 蛍光灯
  • 晴天
  • フラッシュ
  • 曇天
  • 晴天日陰
しゅん
しゅん
7種類のホワイトバランスによって、撮影する場所や光の種類による色味の違いを補正し、実物に近い自然な色で写すことができます。

シーン別の設定

オート カメラが光の色を判断し、
自動で最適な色温度に調整してくれる
電球 室内の電球下での撮影に最適
蛍光灯 オフィス・学校の教室での撮影に最適
晴天 晴れた日の太陽光で撮影に最適
フラッシュ フラッシュ使用の撮影に最適
曇天 太陽が雲に隠れているときの撮影に最適
晴天日陰 晴れた日の日陰での撮影に最適

同じ写真で比較していきます。
屋外で曇りの日に、竹の葉を撮影した写真になります。

ホワイトバランス:オート
ホワイトバランス:蛍光灯
ホワイトバランス:晴天日陰
ホワイトバランス:電球
ホワイトバランス:曇天

こうしてみると、ホワイトバランスを曇天にすると曇りの時の空の色になっているのがわかります。

ホワイトバランスで自分好みの色味にしてみよう

ここまで、ホワイトバランスで光の色による写真の色味を補正する方法を紹介しました。
実物と同じ色にするためにホワイトバランスを使うことをメインに話しましたが、自分が撮りたい写真の雰囲気に合わせて、あえて色味を変えることもできます。

しゅん
しゅん
写真には「実物と同じ色にすること」だけが正解ではないです!
自分が表現したい雰囲気に合わせて色味を調整することも、ホワイトバランスの楽しみ方の一つです💫

まとめ

私たちはそのモノの色を見ているけど、カメラは光をとらえて写真に写します。そのため、その光の色の影響を受けてしまい、実物と写真の色に違いが出てしまいます。

そこて補正をするためにホワイトバランスを使います。

「なんか黄色っぽい」「もう少し暖かい雰囲気にしたい」など、写真を見て感じた違和感を、自分で調整するための設定です。

まずはオートで撮影し、そこからホワイトバランスを変えて、色味の違いを実際に比べてみてください!

ぜひホワイトバランスを使って、見たままの色を再現したり、自分好みの色味に調整したりして、写真の色を自分でコントロールしてみましょう。