悩む人
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F値を小さくしているのに、思ったように背景がボケない…

そんなときは、F値以外の部分に原因があるかもしれません。まずは、写真がボケる仕組みを知って、どこを変えればボケやすくなるかを見ていきましょう。

この記事では、

・ボケの仕組み
・背景をぼかす4つの方法
・レンズを買わないといけないのか

を図を用いてわかりやすく解説します。

最後まで読むと、

背景をぼかすためのコツを知り、実践できるようになります!

なぜF値を小さくしても背景がボケないのか

F値を小さくすれば背景がボケると思っている人も多いのではないでしょうか。
まずはボケの仕組みから説明していきます。

NIKON D5500 /ISO100, F5.6, 1/400秒

ボケの仕組み

カメラはピントを合わせた被写体を基準に、ピント位置の周辺にあるものをある程度くっきり写します。一方で、ピント位置から離れていくほど少しずつボケていきます。
つまり、写真の中には「くっきり写りやすい範囲」と「ボケて写る範囲」があります。

ボケの仕組み

この範囲の広さは、F値だけでなく、カメラと被写体や背景の距離、レンズの焦点距離などによって変わります。

カメラで背景をぼかす4つの方法

これから出す4つの方法は単体でもボケることもあります。
その一方で思ったほどボケ方が変わらないこともあります。
そのため、単体ではなく複数の要素が関係して「ボケの大きさ」が変わることを覚えておいてください。

背景をぼかす4つの方法

①F値を小さくする

まず1つ目は皆さんが試している、
F値を小さくすることです。
F値を小さくするほど、ピントが合って見える範囲が狭くなり、背景がボケやすくなります。
ただし、F値はレンズによって設定できる最小値は異なります。

F値の限界

例えば、Nikonの18-55mmレンズには、「1:3.5-5.6」と表記されています。これは18mmのとき、F3.5、55mmのときは、F5.6とこのレンズ設定できる限界値(最小値)を示しています。つまり、18mmではF3.5より小さくできず、55mmではF5.6より小さく設定することができません。

この部分を分かった上で、1番最小のF値を設定してるのにボケないときは、次の2つ目以降を気にしてください。

F値の限界

②焦点距離を長くする

背景をぼかす方法の2つ目が、
焦点距離を長くすることです。
そもそも焦点距離ってなに?ってところと、
焦点距離を長くすることでボケやすいという2つを解説します。

焦点距離とは

焦点距離は、カメラのセンサーとレンズの距離のことをいいます。レンズが長いほど、焦点距離が長くなります。

なぜ、その焦点距離が長くすると背景がボケるのか図を用いて解説します。

焦点距離が短いと、画角が広くなり、広い範囲を写すことができます。一方、焦点距離が長いと、画角が狭くなり、写る範囲が小さくなります。

焦点距離とボケの関係

さらに、同じ場所から撮影する場合、焦点距離を長くすると、18mmのときよりも55mmのときの方が被写体が枠内に大きく写るようになります。また、焦点距離が長くなると画角が狭くなり、ピントを合わせた被写体周辺で、くっきり写る範囲も狭まります。その結果、同じ場所から同じ被写体を撮影した場合、18mmよりも55mmのほうが背景がボケて写りやすくなります。


③被写体に近づく

背景をぼかす方法の3つ目が、
被写体に近づいて撮影することです。被写体に近づくほど、背景がボケやすくなります。
下の画像を見てみると、花に近づいて撮った方が背景がボケていることがわかります。

※ただし、レンズには最短撮影距離最短撮影距離があるため、被写体に近づきすぎるとピントを合わせられないことがあります。

④被写体と背景を離す

背景をぼかす方法の4つ目が、
被写体と背景の距離を離すことです。
被写体と背景が同じ位置にあるときと、
被写体と背景がずっと後ろにあるかで大きくボケ感が変わります。

NIKON D5500 /ISO100, F5.6, 1/250秒
NIKON D5500 /ISO100, F5.6, 1/60秒

例えば、人を撮るときに壁のすぐ前に立ってもらうより、壁から離れた場所に立ってもらう方が、背景をぼかしやすくなります。

まとめると、背景をぼかす4つの方法は下記になります。

1.F値を小さくする
2.焦点距離を長くする
3.被写体に近づく
4.背景と被写体を遠ざける

ここまで、

F値や焦点距離、被写体との距離、背景との距離など、ボケを作るための方法

を紹介しました。
では、使うレンズによってボケ感は変わるのでしょうか?

レンズでボケ感は変わるのか

レンズによってボケの作りやすさは変わります。
特にポイントになるのが、焦点距離とF値です。
例えば、同じF値で撮影する場合でも、広角レンズより望遠レンズの方が、背景をぼかした写真が作りやすくなります。

ただし、実際のボケ感はレンズだけで決まるわけではありません。前の章で話したように、被写体との距離や、背景との距離など、撮影する条件によって変わります。

レンズを買い替えないといけない?

今持っているレンズでも、まずは撮影する位置や背景との距離を変えることでボケを作ることができます。

それでも「もっと大きくぼかしたい」などと感じるようになったらF値が小さいレンズを選択肢に入れてみるのもオススメです。

まとめ

写真の背景をぼかすには、F値・焦点距離・被写体との距離・背景との距離の4つがポイントです。

まずは今持っているレンズで4つのポイントを意識して撮影してみましょう。