近くのものを撮ろうとしたとき、
「なぜピントが合わないの?」と感じたことはありませんか。

さらに、

悩む人
悩む人
どうやってピント合わせたらいいの?
悩む人
悩む人
今もピント合わないけど、これ以上寄って撮りたい場合はどうしたらいいの?

と疑問が次々と出てくることもあると思います。

なぜ近距離でピントが合わないのか
AFとMFの違い・使い分け
マクロモードでの撮影方法
マクロレンズは本当に必要なのか

原因から近距離撮影でつまずきやすいポイントを順番にわかりやすく解説します。
それではまず、なぜ近距離だとピントが合わなくなるのか
という原因から解説していきます。

近くを撮るとピントが合わないのはなぜ?レンズには近づける限界がある!

なぜ近距離だとピントが合わないのか
(最短撮影距離の仕組み)

カメラの故障でも、腕の問題でもありません。
レンズの仕組みが原因です。
レンズには必ず、
「ここより被写体に近いとピントが合いません」
という距離が決まっています。
これが最短撮影距離です。

レンズの最短撮影距離とは

人の目と同じで、
あまりにも近いものを見ようとしてもピントが合いません。
たとえば、
・スマホを鼻先に持ってくる
・本を目の前1cmに近づける
こうするとぼやーっとして見えませんよね。

カメラのレンズも同じで
ある程度の距離がないと光を正しくいれられず、被写体を捉えることができない性質があります。
そのため、最短撮影距離より近づくと、どれだけ頑張ってもピントが合わないといった物理的な限界があります。

どのくらい離れればピントが合うのか

メーカーの説明書を確認する

使用しているレンズの情報を画像の赤枠の部分を検索してみてください。

レンズ情報

例えば、私が使用している
AF-S NIKKOR 18-55mm 1:3.5-5.6GⅡ
このレンズの最短撮影距離は、28cm でした。

つまり、28cmより近づくと絶対にピントが合いません。

ここまで、

・なぜ近くでピントが合わないのか
・どのくらい離れれば合うのか

を知ってもらえたと思います。

でも実際に、撮ってみると、

・ピントが合う距離なのに合わない
・AF(オートフォーカス)でシャッターを切れない

といった、今まで話した内容でもうまくいかないことがあります。
これはAF(オートフォーカス)が迷っている可能性があります。

次の章では、

・なぜ近距離でAFが迷いやすいのか
・どうすれば近距離でピントが合いやすくなるのか

を分かりやすく解説します。

AF(オートフォーカス)で撮れる?近距離でAFが迷う理由

どの距離でも、AFで写真は撮れますが、
近距離だとAFが「ビビビビ」「ガガガ…」と音を出して迷ったり、一ミリも合わなかったりすることがあります。
1つ目の章でもお話しした近距離の難しさAFの仕組みが重なって起きる現象です。

AFは被写体のコントラスト(明暗の差)を読み取って、明暗の差が大きい部分をピントの位置として判断しています。

しかし、近距離では

・被写体が画面いっぱいに広がる
・コントラストが弱くなる
・ピントが合う位置が存在しない

こうした理由で、AFが正しく判断できず迷ってしまいます。

AFでピントが合わないなら、MF(マニュアルフォーカス)を使ってみるべきだと思うので
MFについてやAFとの違いを次の章で解説します。

AFとMFの違いを知って、ピント合わせを楽にできるようになろう!

まず確認したいピントの合わせ方

AFとMFの違い

▶︎AF(オートフォーカス)
・カメラが自動でピントを合わせてくれる
・便利
・近距離では迷いやすい

▶︎MF(マニュアルフォーカス)
・自分で調節してピントを合わせる
・近距離や細かい被写体に強い

近距離撮影ではMFが有利になることが多い!

ピントが合わないときの3つのチェックポイント

ピントが合わないときは、下記3つチェックしてみてください。

最短撮影距離より近づきすぎていないか
被写体にコントラストがあるか
 (のっぺりした面は合いにくい)
光量が足りているか

ポイントを押さえるだけで、近距離のピント問題はかなり改善します。
AFやMFを知ったところで、次に知っておきたいのはマクロモードです。

マクロモードとは

マクロモードは、近距離にピントが合いやすくなる
カメラの撮影モードです。
花のマークで表示されるていることが多く、初心者でも簡単に被写体をアップで撮れることができます。

マクロモード:花マーク

マクロモードの仕組み

マクロモードにすると、カメラは次のように動きます。
・近距離にピントが合いやすい設定に切り替わる
・絞りやシャッタースピードも近距離向けに調整される
つまり、「もっと寄って撮りたい!」という気持ちを叶えるためのモードです。

マクロモードでの撮り方

まずはマクロモードだけで撮る基本の手順を紹介します。

【基本の撮り方(初心者向け)】

①カメラの撮影モードを「花マーク」にする
②フォーカスモードはAFで設定する
③被写体にゆっくり近づく
④ピントが合わなくなったら少しだけ後ろに下がるまたはズームを戻す
⑤ピントが合ったところでシャッターを切る

①②設定箇所

【MFでピントを合わせる方法】
マクロモードでもピントが迷いやすい時は、MFを使うと安定します。

①カメラのフォーカスモードを「MF」に変更
②レンズのスイッチを「A→M」に切り替え
③被写体を画面内に入れる
④ピントリングを回して、ピントが合う位置を探す
⑤ピントが合ったところでシャッターを切る

④ピントリングを動かして調整

光が弱いとピントが合いにくいので、
自然光の近くや明るい場所で撮影するのがベスト

マクロモードは、今のレンズでも寄れる世界を楽しめる便利な機能です。
ただし、マクロモードにも寄れる距離や描写の限界があります。
より被写体に超接近したり、もっと細かい質感や描写を写せるのがマクロレンズの存在です。
次はマクロモードとマクロレンズの違いを分かりやすく解説します。

マクロモードとマクロレンズの違い

マクロモードは寄りやすくなるモードですが、
マクロレンズは寄るために作られた専用レンズです。

マクロレンズとは

マクロレンズは、マクロモードよりも寄れるので、
水滴の表面や水滴の中に映し出された被写体を撮ることや
花の葉の質感や昆虫など、細かい世界をしっかり写せます。

マクロレンズは必要?

マクロレンズは必須ではありません!

マクロレンズがないとマクロ撮影ができない、そんなことはありません。
まずは、マクロモードで撮影を試してみて、近距離で撮影できる楽しさを知ってみてください。

そのうえで、

・もっと細部をくっきり写したい
・小さな被写体を大きく撮影したい

と感じたら購入の検討するのがいいのかなと思います!

まずは今持っているレンズで寄れる楽しさを味わってみましょう♪

マクロモードで撮りやすい被写体

・小さい置物
・花

まずは動かない、光が入りやすい環境で撮ってみましょう!

まとめ:近くを撮りたいならまずはマクロモード

近距離でピントが合わないのは、カメラや腕の問題ではなく、レンズの仕組み(最短撮影距離)が原因です。
そして、今持っているカメラやレンズで撮れる「寄れる世界」を楽しむ一番の近道がマクロモード。

・近距離でピントが合いやすい
・操作が簡単
・花・置物などが撮りやすい
・AFでもMFでも使える

といったメリットがあり、
初心者でもすぐに「ピントが合わない問題」を解決できます。

まずは、
マクロモードで近距離にピントが合う感覚をつかむこと。

それだけで、
もっとアップの撮影したいから寄りたい、小さいものを可愛く撮りたいという楽しさが広がります。
ぜひマクロモードでの撮影を試してみてください!