写真の構図の勉強はまずここから!「三分割構図」で魅せる主役の撮り方
みなさんはじめは被写体を画面の真ん中に置く、日の丸構図で撮りがちです。
こう感じることも多いはずです。センスの問題ではなく、ただ写真の構図を知らないだけなんです。
知らないからどう撮ればいいかわからない
→とりあえず映えるから真ん中に置こう
と無限ループになってしまいます。
主役をもっと魅力的に見せる構図はたくさんあります。その中でも初心者が使いやすい構図について解説します。
この記事では、
・初心者が使いやすい三分割構図とは
・三分割構図を使ってどこに被写体を配置するか
・三分割構図が向いている場面
を解説します。
最後まで読むと、いつもの写真が主役が引き立つ写真に変わる撮り方が身につきます。
Contents
構図とは
構図は、1番見せたい被写体を画面内のどこに置くかを決めるための「画面の配置の型」のことです。
構図が大切な理由
1.メリハリが生まれる
ただ被写体を並べて写すだけでは、写真にメリハリがなく、ただ写しただけの写真になってしまうことがあります。
構図を使って主役とそれ以外の要素に分け、その関係にメリハリをつけることで、写真の中に空間が生まれます。また前後関係や奥行きが自然に伝わる写真になります。
2.感覚だけで位置を決めるのは難しい
初めのうちは感覚だけで主役の位置を決めることはとても難しいです。
画面の「どこに置けばいいのか」「どうすればバランスが良くなるのか」という判断材料がないため、毎回同じ構図になることが多いです。
そこで役に立つのが構図です。
感覚だけはなく、型に沿って主役の位置を決めることで
・写真のバランス
・余白の使い方
・主役が自然に引き立つ
といった効果が生まれます。
つまり構図は、
センスではなく配置のルール。
このルールを知ることで、空間の流れを勉強できます。
初心者がまず覚えるべき構図は三分割構図
三分割構図とは
主役をどこに置けばいいかが一番わかりやすい構図です。
初心者が使いがちな、日の丸構図(主役を画面の真ん中に置く)とは異なり、空間を出しやすい構図になります。
画面を左右・上下で「1:2」または「2:1」に分けることを意識します。
グリッド線を使った三分割構図の作り方
三分割構図のグリッドには、縦線と横線が交わる4つの交点(赤い点)があります。
この赤い点は、主役を置くとバランスが良く見える視線が集まりやすい位置です。
赤い点は、
・1つの点のみに被写体を置く
・線上に被写体を配置する
・2点を結び、斜めのラインに被写体を合わせる
など、色んな使い方があります。
では実際に三分割構図を使った横写真、縦写真を見ていきましょう。
横写真
スペインのマドリードにあるマヨール広場で撮った写真を例に見ていきましょう。
この写真では、騎馬像を左の縦線上に重ねています。主役である騎馬像を左下の交点ではなく、あえて左の縦線の上側に配置したのは、視線を上方向へ誘導したかったためです。
主役を縦線の上側に置くことで、
・騎馬像の高さが強調される
・空の広がりが生まれる
・写真全体に奥行きが出る
といった効果が出ます。
この写真では大きく見せたいという意味で上側に配置しました。小さく見せたい場合は、あえて下側に配置させて視線を下へ誘導することもできます。

縦写真
富山県の雨晴海岸で撮った写真を例に見ていきましょう。
この写真では、女岩を左下の交点に配置し、海面と山の境目を下の横線に重ねています。主役である女岩を見せたい一方で、この場所の魅力である空の広がりや、女岩の背後に珍しく見えた立山連峰、海の清々しさも一緒に伝えたいと思い、縦構図を選んでいます。
縦構図にすることで、空のエリアを2、海を1とする三分割の比率が作りやすくなり、背景の壮大さを生かした写真になります。
主役を下の交点に置きつつ、空を広く見せることで
・写真に奥行きが生まれる
・背景のスケール感が伝わる
・清々しい印象の一枚になる
といった効果が出ます。
三分割構図が向いているシーン
三分割構図は、風景・人物・料理など、どんなジャンルにも応用できる万能な構図です。
特に向いているシーンは以下のような場面です。
・風景写真
山との境目、水面との境目を分ける
・人物写真
立ち姿を縦線上に置く、顔を赤い点に置くと印象的なポートレートになる
・街並み
建物の角や特徴的な部分を縦線に合わせると、奥行きのある写真になる
まとめ
三分割構図は、主役をどこに置けばいいかが分かりやすい、初心者に最適な構図です。
構図という型を知ることで、撮影の引き出しが増え、さまざまな写真表現ができるようになります。そのための入り口として三分割構図をしっかりに身につけてみましょう。
主役をどの交点・縦線・横線に合わせるのか、背景をどのくらい見せるのか。
考えて、構図に合わせてみて、たくさん撮影してみましょう。






