カメラの撮影モードの使い分け|「もっとこう撮りたい」を叶えるシーン別設定
カメラを始めたばかりの頃は、オートモードで撮ることが多かったのではないでしょうか。
カメラに慣れてきて、たくさん写真を撮るうちに、
など、少しずつ、こんな写真を撮りたいとイメージできるようになってきた人もいると思います。
でも、オートモードで撮っていると、思ったような写真にならないことはありませんか?
そんなときに知っておきたいのが、P・A・S・Mの撮影モードです。
この記事では、
・撮影モードを変えることでできること
・ISO、F値、シャッタースピードとは
・P、A、S、Mの違い
・撮りたい写真に合わせた撮影モードの選び方
をわかりやすく解説します。
最後まで読むと、
Contents
撮影モードとは?オート撮影から一歩進むために知っておきたいこと
「撮影モード」とは、写真を撮るために、コントロールできる要素を選択するものです。
この撮影モードの切り替えは、ダイヤル(=画像の青い丸の部分)を回すだけ。

撮影モードを変えると何ができるのか
撮りたい写真に近づくことができます。撮影モードによって、調整できる要素が異なり、自分でコントロールできる部分が変わります。操作の自由度が異なるというのは、実は「カメラの明るさ(=露出)」を調整するということです。
撮影モードごとの「操作の自由度」の違いカメラの明るさ(=露出)の調整とは
カメラの明るさは、
ISO感度・F値・シャッタースピードの
3つの要素のバランスで決まっています。
| ISO感度 | 光が当たるセンサーの感度 |
|---|---|
| F値 | レンズの絞りの開き具合 (光を通す穴の大きさ) |
| シャッター スピード |
カメラのシャッターを開けてる時間 |
ISO感度
表に書いてあるようにISO感度は、光が当たるセンサーの感度のことをいいます。カメラが光をどれくらい捉えやすくするかを表す数値です。
感度が高いと、当たった光の増幅を大きくできるので、少しの光でも明るく写すことができます。
ISOは100が基準で、
100 → 200 → 400 → 800 → 1600 → 3200…
というように数値が上がります。
次に写真の明るさの違いを見ていきましょう。左がISO100、右がISO1600の写真です。
F値
F値は、レンズの絞りの開きの具合を表す数値で、レンズから受け取る光の量や背景のボケ具合を調整できます。F値が小さいほど、(数値が低いほど)絞りが開き、光を多く取り込むことができます。そのため、写真が明るくなり、背景もボケやすくなります。
次に背景のボケの違いを見ていきましょう。左がF4.2、右がF25の写真です。
シャッタースピード
シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いている時間のことです。シャッターが開いている時間を変えることで、取り込む光の量を調整できるようになるのです。
設定は1/●●●という数値を変更します。
この分母●●●の数値が大きければ大きいほど、シャッタースピードは速くなります。
シャッタースピードが速いほど、光を取り込む時間が短くなるため、写真は暗くなりやすくなります。
シャッタースピードの違いを見ていきましょう。左が1/30s、右が1/1250sの写真です。
上記の写真のように、シャッタースピードは被写体の動きの写り方にも影響します。シャッタースピードを速くすると、動きが止まったように写り、水滴が宙に浮いているかのような写真を撮ることができます。一方で遅くすると動いていることがわかるような躍動感みたいなのが写りやすくなります。
ここまで、写真の明るさ(露出)を決めるISO感度・F値・シャッタースピードについて解説しました。
では、P・S・A・Mの撮影モードでは、それぞれどの設定を自分で調整できるのでしょうか?
次の章では、各撮影モードの違いを解説していきます。
P・A ・S・Mモードの違い
Pモード
Pモードは、ISO感度を調整できるモードです。F値・シャッタースピードはカメラが自動で調整してくれます。
Aモード
Aモードは、F値を自分で調整できるモードです。
Sモード
Sモードは、シャッタースピードを自分で調整できるモードです。
Mモード
Mモードは、ISO感度・F値・シャッタースピードの全てを自分で調整できるモードです。
結局どの撮影モードを選ぶ? 撮りたい写真別に解説
Mモードで全ての設定を自分で調整できるから、Mモードを選んだらいいのかな?と思うところはあると思います。が、最初から全てを設定するのは難しく感じるかもしれません。
まずは「どんな写真を撮りたいか」に合わせて、必要な設定を自分で調整できる撮影モードを選び、その要素に特化したモードでどう撮れるのかを実践して学んでいきましょう。
ポートレート写真を撮りたい
Aモードを選びましょう。
F値を自分で設定できるため、F値を小さくして背景をぼかした写真を撮影できます。
NIKON D5500 /ISO100, F5.6, 1/200秒動いているものを止めたい
Sモードを選びましょう。
シャッタースピードを自分で設定できるため、速いシャッタースピードにして被写体が止まったかのように写すことができます。
水の流れをなめらかに撮りたい
Sモードを選びましょう。
1つ前の「動きを止めたい」とは逆に、シャッタースピードを遅くしてみましょう。水の動きがブレて、流れているようななめらかな写真になります。
NIKON D5500 /ISO100 ,F22 ,1/30秒星空を撮りたい
これはMモードを選びましょう。
暗い夜空では、カメラが適切な明るさを判断しにくいため、全ての設定を自分で設定して、星が綺麗に写る明るさを調整するのが良いでしょう。
オートから卒業した後に最初に使うべきモードとは
オートモードから卒業して、これからカメラの設定を覚えていきたい人には、まずAモードがおすすめです。
AモードではF値を自分で設定し、シャッタースピードはカメラに任せて撮影できます。F値の変えることで、写真の明るさだけでなく、背景のボケ具合も変わり、写真の写りが変わるのが一番わかりやすいです。
まずはAモードでF値を変えながら撮影し、設定を変えると写真がどう変わるのかを体感してみましょう。
まとめ
撮影モードの違いによって、写真の明るさに関わる3つの要素(ISO感度・F値・シャッタースピード)をどこまで自分で調整できるのかが変化します。
P・A・S・Mにはそれぞれ特徴があり、どのモードが一番いいというものではありません。
撮りたい写真に合わせて撮影モードを選んでみましょう。
少しずつ設定の幅を広げていって、どういう風に写真が変わるのかを理解していくと、上達します!
私もこの流れでステップアップしました。
設定を知ると、撮影がもっと楽しくなります!











