夏が始まり、たくさんの花火大会が開催される時期がやって来ました!!

自分のカメラでも花火を綺麗に撮ってみたいと思う人も多いはずです。
でも実際に撮ってみると

・ブレブレ
・何にも写らなくて真っ黒
・ピントが合わずボケる

こんな写真になってしまい

悩む人
悩む人
どうやって撮ればいいの…?

とつまずきが起きやすいです。

花火は年に数回しか取れない特別な思い出です。
だからこそ、毎回、綺麗な写真を撮れるようになりたい!

この記事では、

・ピントが合わない原因
・花火撮影で必要な持ち物
・必ず成功する、ピントの合わせ方
・撮影の流れ

をわかりやすく解説します。

最後まで読むと、花火にぴったりピントが合うようになり、綺麗な写真を撮れるようになります!
NIKON D5500 /ISO100 /F25, 4.9秒

花火にピントが合わない原因

花火撮影で一番多い悩みが「ピントが合わない」というものです。
花火にピントが合わない主な理由は以下です。

・フォーカスモードをAFに設定している

花火は上がる、開く、消える こんな流れで一瞬で形が変わりますAFは動く光の軌道にピントを合わすことが苦手なため、ピントが外れやすいです。
またAFのままだと、1枚ごとにピントを探し合わせるため、連続撮影ではずっとピントが合うということが難しいです。

そのため、ピントを安定させるには機材に頼ることが大きなポイントです。
そこで次の章では、

花火撮影で失敗しないために必要な持ち物を紹介します。

花火撮影に必要な持ち物&準備

必要な持ち物

絶対に、必要なものはこちらです!

1.三脚

花火撮影では、カメラが少しでも動くと、写真がブレます。
花火は打ち上がってから、光の軌跡を数秒〜数十秒間かけて写すため、シャッターを開けている間はカメラを完全に固定する必要があります。

三脚がないと、

・花火の線が太くなる
・にじむ
・全体がブレる

など、ほぼ確実に失敗します。

ただし三脚の使用はきちんと使用していいことの確認や、周りの人の邪魔にならないようにしましょう

2.レリーズ

悩む人
悩む人
レリーズって何?
しゅん
しゅん
レリーズとは、カメラに触れずに遠隔でシャッターを切ることができる道具のことです。
レリーズ

花火撮影では、

・シャッターを押す瞬間
・押し続ける間
・シャッターを離す瞬間

このどこかでカメラが揺れると、写真がブレます。

レリーズがあれば、

・カメラに触れずにシャッターを押せる
→「揺れ」がゼロ
・「押す→離す」のタイミングが安定

初心者ほど、レリーズがあるだけで成功率が一気に上がります!

押して離すってどういうこと?と思ったと思いますが、レリーズの使い方で詳しく解説します。

3.予備バッテリー

花火撮影は普段の撮影と異なり、バッテリーの消耗が激しくなります。
理由は

・構図確認でずっとモニター画面をつけている
・長時間露光で電力を使う
・撮影枚数が多くなる

最後の最後でバッテリー切れ。。なんてことが起きないように、
必ず予備バッテリーは持ちましょう!

ここまでは撮影で絶対に必要な持ち物でしたが、
あったら嬉しい持ち物2つを紹介します。

4.折りたたみイス

撮影するときにあるとモニターで確認がしやすいので楽になります。

5.ミニ懐中電灯

暗い場所での設定変更や手元の確認に便利です。
特に山や公園など、街灯が少ない場所では必須です。

全部で必要な持ち物は以下です。持ち物から完璧にしましょう!

・三脚
・レリーズ
・予備バッテリー
・いす
・ミニ懐中電灯

撮影前の準備

現地での準備次第で上手く撮れるかが変わってくるので念入りに行いましょう。

1.早めに現地入りする
穴場でない限り、カメラマンが多いので早めに行くと安心

2.三脚を立てる
まずは場所を確保して、三脚を安定させます

3.三脚にカメラをセットする
花火が上がる位置を予想して、角度や構図を決めます

4.レリーズをつける

5.最後にカメラ設定をする

設定は最後でOKです。
構図が決まらないと設定が変わるので迷わないためにも先に構図を決めましょう。

最低限のカメラ設定

まずはISO、シャッタースピード、F値を設定しましょう。
そのためには撮影モードはM(マニュアル)にしてください。

1.ISO感度:100

ISO感度はノイズを抑えるために、低く設定します。

悩む人
悩む人
夜に撮影するのにISO感度100って、写真が真っ暗にならないの?
悩む人
悩む人
大丈夫なの?
しゅん
しゅん
花火自体がとても強い光を放つことと、長時間シャッターを開け続けるのでISO感度を最低の100にしていても十分な明るさで写真が撮れます

2.シャッタースピード:バルブモード

シャッタースピードのバルブモードは、シャッターを開けている時間を自分でコントロールできるモードです。
花火は「打ち上がる→上空で開く→消える」までの光の軌跡を1枚に写すには、普通のシャッタースピードでは短く、写りません。

バルブモードにすれば、花火に合わせた撮り方ができます。

3.F値:10~22

花火はかなり強い光を放つので、F値が低い設定のままだと、

・花火の中心が白く飛ぶ
・全体がボワっと明るくなりすぎる

といった失敗が起きやすいです。

そのため、F値を10以上に設定します。花火が打ち上がる時間帯によって、F値を変更してください。夕方の時間帯であれば、周りも明るいのでF値は低くてもいいですが、日が沈み真っ暗の時間帯であればF値を上げてみてください。

F値が大きい値にする理由はこれ!

・強い光を抑えて、花火の線をくっきり、細く写すため
・背景(夜空)をしっかり暗く保つため
・ピントが合いやすく、全体がメリハリのある写真になるため

まとめはこちらです。

ISO:100
シャッタスピード:バルブ(B)モード
F値:10~22

花火撮影のカメラ設定

花火撮影のピントの合わせ方

どこにピントを合わせるのか

ピントを合わせる場所は花火の中心。花が開いたときの真ん中の光にピントが合うと、線が細く綺麗に写ります。
しかし、花火が上がってから開いている間にピントを毎回合わすのは至難の業です。
そこで使うのが「置きピン」といった方法です。

置きピンとは

最初にピントを合わせて、そのまま固定して撮り続ける方法です。花火は遠くで打ち上がるので、一度ピントが合えば、ピントが合わなくなることはないです。

最初だけしっかりピントを合わせればOK

一番簡単で確実な方法は、
AF(オートフォーカス)→ MF(マニュアルフォーカス)の2段階

具体的な手順は、以下です。
1.始めはフォーカスモードをAFに設定します。
2.1発目が打ち上がったら、AFでピントを合わせます。
3.ピントがあった瞬間に、カメラまたはレンズのフォーカスモードを「MF」に切り替えます。
4.それ以降は、花火に全てピントがあった状態で撮れます!

ずっと、フォーカスモードを「AF」にするのは危険!
花火の動きに追いつかず、カメラが毎回ピントを探してしまい、ピントが合わなくなります
NIKON D5500 /ISO100 /F22, 10.2秒

花火撮影の流れ

今までの話をまとめると花火撮影の流れはこんな感じになります。

STEP1:場所取りと構図を決める

花火が見える場所で三脚を立てられるスペースを確保しましょう。
また、花火が上がる方向に向けて構図をざっくり決めときましょう。いざ撮るときに考えていると、うまくいかないことが多いです。

STEP2:三脚、カメラ、レリーズをセットする

現地に着いたら、まずは機材を安定させましょう。
・三脚をしっかり固定
・水平になるようにカメラを取り付ける
・レリーズを接続して動作確認
この段階で、撮れる状態を作っておくと、スムーズになります!

STEP3:カメラ設定を調整する

STEP4:ピントを合わせて固定する(AF→MF)

STEP5:本番の撮影

シャッターを押して離すタイミングのコツ(レリーズの使い方)

花火のようなバルブモードで撮影する場合、レリーズを「押すタイミング」「離すタイミング」が写真の仕上がりを大きく左右します。

基本タイミング

1.花火が打ち上がったのを見えたら、レリーズを押す
→花火が上がっていく軌道から写し始められます。

2.花火が花のように完全に開いたところで、レリーズを離す
→開いた瞬間の光の形までしっかり写ります。

この2つの動作で、花火が上がる→開く までの光の軌跡が1枚の写真に綺麗に写ります

撮りたい軌跡によってタイミングは変わる

基本タイミングが慣れてきたら、シャッタータイミングを変えてみるのも面白いです。

・軌跡を長く写したい人
→少し早めに押す、少し遅めに離す
・開いた瞬間だけを写したい人
→開く直前に押して、開いた瞬間に離す

しゅん
しゅん
最初から細かく調整しようとすると、タイミングがズレて逆に失敗しやすいです。
まずは
「上がったら押す→開いたら離す」
このタイミングで撮ってみましょう。慣れてきたら自分の好みに合わせて調整していくのが良いです。
NIKON D5500 /ISO100 /F22, 7.1秒
NIKON D5500 /ISO100 /F18, 3.8秒

よくある失敗とその場で直す方法

花火撮影でよくある失敗を、原因と直し方のセットで紹介します。

1.花火が消えた後の煙まで写って白っぽくなる

これはレリーズを離すタイミングが遅いときに起きる失敗です.
花火は開いた後、すぐに煙が広がります。シャッターを開けたまま(押したまま)にしていると、その煙まで光を拾ってしまい、写真が白っぽくなります。

花火が開ききった瞬間か、それよりも少し気持ち早めで離すと、白っぽさがなくなります。

2.写真全体が明るい

これはF値が低すぎるときに起きます。
F値が小さいと光を取り込みすぎて、花火だけではなく、背景まで明るくなるという現象が起きてしまいます。
明るすぎると感じたら、まずはF値を大きくしてください。

3.花火の線が太くてにじんで見える

シャッターを押すときに揺れていたり、ピントが甘いときに起きます。
実は三脚が不安定だった…なんてことがあるので、まずは三脚をしっかり固定してください。
またピントをMFで微調整してみてください。

NIKON D5500 /ISO100 /F18, 10.9秒

まとめ

花火は暗い場所に明るい光を放ち、動きが早いのでピントが合わない原因が多い被写体です。
でも、

・必要な持ち物を揃える
・基本設定を設定する
(ISO100/バルブモード/F10~22)
・最初だけAF
→その後はMFでピントを固定する
・「上がったら押す」→「開いたら離す」
のタイミングで撮る

この4つを押さえれば、ピントが合った状態で綺麗に花火を撮ることができます。

今年はぜひ、思い出に残る1枚を撮れるように実践してみてください。