悩む人
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メインに写したいものだけが目立つような写真を撮りたい
悩む人
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でも、周りも明るくなってしまって、思ったように被写体が目立たない…特別な機材がもしかして必要?

実は屋外なら、被写体と背景の明るさに差ができるように光を選ぶことで、プロが持つような特別な機材を使わなくても被写体が目立つような写真を撮ることができます。

その中でも、光によって生まれる明るさの差を光の引き算と定義します。

この記事では、

・「光の引き算」とは何か
・カメラ設定前に、どんな場所を探せばいいのか
・カメラ設定
・被写体が明るくならないときの対処法

を紹介します。

NIKON D5500 /ISO160, F5.6, 1/200秒, 0.7ev
NIKON D5500 /ISO250, F6.3, 1/250秒, 0.7ev

「光の引き算」とは?

写真を撮るとき、つい「写真を明るくしたら、被写体も目立ちそう。けど白飛びする。どうしたらいい?」と負のループに陥ることが多々あります。

しゅん
しゅん
被写体を目立たせる方法は、必ずしも写真全体を明るくするだけが方法ではないよ。暗い

今回は被写体を目立たせる方法として、「被写体に光が当たり、背景が暗い」という明暗差を屋外で作る方法を紹介します。

明暗差ができると、写真の中で明るい部分に視線が向きやすくなります。

考え方:月で例えてみると

例えば、月を思い浮かべてみてください。朝の空に昇った月よりも、真っ暗な夜空に浮かぶ月の方が圧倒的に目立っていませんか?

明るい空の月
夜空の月

これは写真でも同じです。

そこで今回は、被写体に当たる光を残し、周囲の光を減らす「光の引き算」を使って、主役を目立たせてみましょう。

写真全体の光 – 被写体以外の光
= 被写体が際立つ

「光の引き算」とは、被写体と背景の明るさに差をつくるために、周りの光を減らす考え方。

ここで注意したいのは、

背景を暗くする = 黒い背景を作る ではない

ということ。

大切なのは、画面内全部に同じように明るくするのではなく、残したい光と、減らしたい光を分けること。

被写体に当たる光は残す。
被写体以外の光は減らす。

このように光を足すのではなく、必要のない光を引いていくことで、被写体を際立たせるのが「光の引き算」です。

では実際に、どうやって「残す光」と「減らす光」を見つけたらいいのでしょうか。

屋外で光の引き算をするには

屋外で光の引き算をするポイントは「残す光」と「減らす光」を探すことです。

カメラ設定前にやるべきこと

光が当たっている被写体を探す

まずは、残したい光を探しましょう。

しゅん
しゅん
被写体に光が当たっている場所を探そう

被写体に光が当たっていない場所では、被写体自体も暗く写ってしまいます。
屋外では、自分で光を作る必要はありません。
すでにある光の中から、被写体に光が当たっている場所を探してみよう。

自分で光をつくるのではなく、
「すでにある光を探す」

背景に暗い場所を選ぶ

次に、減らしたい光を探します。

しゅん
しゅん
被写体の後ろに、光があまり当たっていない暗い場所を見つけよう

背景まで明るい場所を選ぶと、被写体と背景の明るさの差が小さくなって、被写体が目立ちにくくなります。一方で、背景に暗い場所を選ぶと、明るさの差が大きくなってより明るい方に視線が向いていきます。

背景に明るい場所を選んだ場合
背景に暗い場所を選んだ場合

ここで注意したいのは、

背景を真っ黒にすること ではない

ということ。

被写体には光が当たっていて、背景には光が当たっていない場所なんてあるの?と疑問を持つ人もいるでしょう。
確かに、被写体のすぐ周りにも光が当たっていることが多く、それだと背景まで明るくなってしまいます。

そんなときは、少し離れた場所や、何かの影になっている場所に目を向けてみましょう。

例えば、建物や木の影、被写体自身がつくる影など、屋外には光が当たっていない場所もあります。

ただし、被写体自体が黒や濃い色の場合は、背景も暗いと被写体が背景に溶け込んでしまう場合があります。その場合は、被写体より明るい背景を選ぶなど被写体と背景の明るさに差ができる場所を探してみましょう。

「光が当たっている場所」と「影になっている場所」を探すことがポイント。
しゅん
しゅん
まとめとして、屋外で光の引き算をするために大切なのは、被写体と背景の明るさに差をつくること

そのためには、

①被写体に光が当たっている場所を探す
②背景に影になっている場所を選ぶ

この2つを意識してみましょう。

被写体だけ明るく撮るカメラの設定

次はその明暗差を活かして写真に写すために、カメラの設定を見ていきましょう。

ここで大切なのは、カメラの設定だけで被写体だけ明るい写真を作るのではないこと。前章で探した「光が当たっている被写体」と「影になっている背景」を活かしながら、明るさを調整していきます。

カメラの設定の流れ

ISO感度・F値・シャッタースピードで整える

まずISO感度を調整します。ISO感度はカメラが光を捉える感度を調整します。屋外の明るさなど、撮影環境に合わせて設定してください。

被写体に合わせるのではなく、撮影環境に合わせて設定する

次にF値です。F値は絞りの大きさを調整します。背景をぼかして被写体を目立たせたい場合は、F値を小さくする方法があります。

最後にシャッタースピードです。シャッタースピードは光を取り込む時間を調整します。動きを止めたい、表現したいなど撮りたい写真に合わせて調整してください。

ISO感度は撮影環境に合わせる
F値・シャッタースピードは撮りたい写真に合わせて決める

この3つ(ISO感度・F値・シャッタースピード)について詳しくはこちら

被写体の明るさを確認して、露出を調整する

被写体に光が当たっていても、カメラが写真全体の明るさを判断すると、被写体が思ったよりも暗く写ることがあります。カメラのモニターを見ながら、光が当たっている被写体が適切な明るさで写っているかを確認しましょう。

思ったより暗い・明るいと感じたら次のステップ、露出補正での微調整に進みましょう。

露出補正で明るさを微調整する

必要に応じて、露出補正を使って写真の明るさを調整します。

被写体だけ明るくならないときの対処法

1.まずは撮影する場所を変える

被写体に光が当たっていても、背景にも強く光が当たっていると明暗差が作りにくいです。これが原因になっている場合もあるので、まずは立ち位置を変えて、背景に影がくる場所を探してみてください。

2.測光モードを変えてみる

カメラは画面内の明るさをもとに、写真全体をどのくらいの明るさで撮るかを判断している。そのため、明るい被写体を暗い背景が一緒に写る今回のような場面では、思ったような明るさにならないことがあります。

そこで、

写真の明るさを画面のどこを基準にするか決める設定
=測光モード

を変えてみましょう。

カメラが明るさを判断する範囲を
変えることができる

「スポット測光」または「中央重点測光」に切り替えてみよう

今回の話でいうと、「スポット測光」または「中央重点測光」に設定を変えてみましょう。

スポット測光は、画面全体の1〜2%だけの範囲を基準に明るさを判断します、ピント合わせた場所だけの明るさをみています。

中央重点測光は、画面中央部分から周りにかけてグラデーション的な感じで明るさを判断します。

まとめ

主役を際立たせたいなら、被写体を明るくするだけではなく、周りの光を減らす方法がある「光の引き算」を解説しました。

流れのまとめ

屋外で撮影するときは、特別な機材を使わなくても、光が当たっている場所と影になっている場所を探すことで、明暗差をつくることができます。

まず光の当たり方に目を向けてみてください。