写真をまっすぐ撮る方法|風景が斜めにならない「基準づくりの3ステップ」
そんな悩みありませんか?
実は写真が傾くのはセンスの問題でなく、目の錯覚と無意識にカメラが傾く構えグセが原因です。
感覚だけでまっすぐを判断するのは難しいですが、補正なしでまっすぐ撮るための基準とコツを知ると、誰でも安定してまっすぐ撮れるようになります!
この記事では、
・傾く理由
・グリッドの使い方
・基準線の見つけ方
・今日から使える3ステップ
をわかりやすく解説します。
Contents
まっすぐのつもりでも傾く!原因は「錯覚」と「構えグセ」にあった
どんな傾きが起こるのか
・横構図で撮ったとき、気づかないうちに右下がり・左下がりになる
・建物が倒れて見える
・画面全体がなんとなく歪んでいる
原因①「錯覚」でまっすぐに見えてしまう
人の目は、周囲の線や傾きに強く影響されます。
地面が斜めだったり、背景に斜めのラインがあると、脳がそれをまっすぐに補正してしまいます。実際には傾いていても、撮影中はまっすぐに見えてしまうことがあるということです。
原因②「構えグセ」でカメラが傾く
カメラの持ち方や姿勢には、誰にでもクセがあります。
片手で支えていたり、体が少し傾いていたり、重心が傾いていたりすると、そのままカメラも傾きます。
クセを直してカッコよく持ちたい場合はこの記事も読んでみてください🌟

まっすぐ撮るための基準とは
感覚だけで「まっすぐ」を判断するのは、実はとても難しいです。
前の章で触れたように、錯覚や無意識のクセでカメラがわずかに傾いたりします。
だからこそ必要なのが、
その基準となるのが、
カメラに表示できる「グリッド」です。
グリッドは、画面上で、本当のまっすぐを確認できる唯一の指標です。
グリッドを活用しよう
グリッドは、画面に表示される縦線・横線のガイドです。
これを使うだけで、感覚ではなく見える基準でまっすぐを判断できるようになります。
一眼カメラでのグリッドをみてみましょう。
例ではNikon d5500のグリッドを紹介します。
下記の画像のような、方眼のグリッド(細かいマス目)があったり、三分割や四分割のグリッドがあったりなど、カメラの種類によって表示されるグリッドは異なります。
どこを合わせる?グリッドの正しい使い方
グリッドは、
どの線に、何をあわせるかを理解することが大事です。
まずは、グリッドの縦線について解説します。
縦線を合わせる
建物や柱などの「まっすぐ立っているもの」を、グリッドの縦線に合わせると違和感のない写真が撮れます。
横線を合わせる
水平線や地面などをグリッドの横線に合わせると、自然とまっすぐに見えます。
シーン別に見る、まっすぐの取り方
建物で意識すること(垂直)
建物では、建物の角や太い柱など、主役となる縦ラインをグリッドの縦線に合わせること。
例をあげると、
・建物の角
・柱
・窓枠の縦ライン
・電柱や街灯
などがあります。
続いて、縦ラインがズレている例を見ていきましょう。
上の写真は左側に傾いているように見えます。
そこで、「垂直」縦にまっすぐに魅せたい部分を選び、縦のラインにあわせてみましょう。
今回は建物の角をまっすぐに見せたいので、白枠の中をを縦ラインに合わせます。
縦ラインを意識すると、下記の写真を撮ることができました。
風景で意識すること(水平)
風景では、海や地平線など、1番綺麗に見せたい横ラインをグリッドの横線に合わせること。
例をあげると、
・海の水平線
・地平線
・湖や川の水面
・橋の横ライン
などがあります。
続いて、横のラインがズレている例を見ていきましょう。
「📍」の位置を見てください。
左から右に下がっています。
「水平」横にまっすぐに魅せたい部分を決め、そこを横のラインにあわせてみましょう。
今回は、海と山の境目の横ラインを水平に見せたいので、横のグリッドに合わせていきます。
横ラインを意識すると、下記の写真を撮ることができました。
線がないときのまっすぐの取り方
線がないときは、見せたい部分の端と端の2点をグリッド線に合わせましょう。
頑張って線を探さなくても、頭の中で点を想像したら架空の線を作れるので、どんな状況でも使える方法です。
その点を想像するのが難しいじゃん、と思うかもしれないですが10回ほど想像を試したら慣れていきます。
例えば秋田県の秋扇湖(シュウセンコ)の水没林では、湖と山の境目が複雑で水平線が見つけにくい状況でした。
そこで水平に見せたい部分の左右の点を選び、グリッドの横線に合わせて撮影しています。
今日から使える、まっすぐ撮る3ステップ
STEP1:基準線を決める
建物なら縦線、風景なら水平線。
ますは「どこをまっすぐ見せたいか」を1つだけ決めましょう。
STEP2:グリッドの縦線or横線を合わせる
決めた基準線(または左右の点)を、グリッド線に重ねるか、グリッド線からの距離を左右で揃えましょう。
STEP3:シャッター前に1秒だけ確認する
撮る直前に「傾いてないか」と1秒だけ見ましょう。
この1秒で傾き写真のほとんどが防げます。
まとめ
まっすぐ撮るコツは、グリッドを使うことです。
基準線を決め、グリッドに合わせ、最後に1秒だけ確認すること。
この3ステップを続ければ、まっすぐ撮ることが当たり前になります。習慣化して、無意識でもまっすぐ撮れるようになりましょう!


